平塚の「もったいない」を「おいしい」に。
平塚市は、豊かな自然に育まれた農業と漁業、そして優れた食品加工技術を持つまちです。
しかしその一方で、規格外野菜や未利用魚といった「本来は美味しく食べられるのに、市場に出回りにくい食材」が、まだまだ活用されずにいるという課題もあります。
こうした課題を、地域の力でポジティブに解決しようと生まれたのが、「トマ鯖カレー」です。
「トマ鯖カレー」は、平塚市の3つの産業分野――漁業、農業、食品加工業が手を取り合い、それぞれの強みを活かして誕生しました。
連携したのは、平塚市漁業協同組合、湘南農業協同組合、そして山大商事株式会社。それぞれの強みを結集し地元の海と山の恵みを活かしながら、未利用の地元食材に新たな価値を与え、魅力ある商品へと昇華させました。
海の幸「サバ」と山の恵み「トマト」が出会い、平塚の豊かさをぎゅっと詰め込んだ、ここでしか味わえないカレーが完成しました。
ひらつか「タマ三郎」と「ベジ太」も応援！
「ベジ太」とは
ベジ太は平塚産農産物PRキャラクターです。「平塚産農産物をPRして多くの方に食べてもらいたい」という想いから平塚市と東海大学の交流事業で、平成23年5月に学生達のデザインにより誕生しました。
「タマ三郎」とは
平塚の漁業をPRするキャラクターで東海大学教養学部芸術学科の池村研究室の学生たちが考案しました。「ワイルド」「酒が好き」「趣味はテニス」「意外とやさしい」といった素性が明らかになってきました。
「鯖」と「トマト」は相性抜群
サバにはうまみ成分であるイノシン酸が多く含まれ、栄養価も高い魚ですトマトにも旨味成分のグルタミン酸が含まれており一緒に調理する事で旨味の相乗効果が生まれおいしさもアップ♪
平塚漁港水揚げ「鯖」
平塚漁港で水揚げされた良質で新鮮な鯖。形やサイズが規格外などの理由で、市場に出回りにくいものの、鮮度抜群で美味しい平塚で水揚げされた魚を厳選して使用しています。
平塚産「しょうなんトマト」
温暖・湿潤の恵まれた平塚で育てられたトマトはみずみずしい酸味と甘みが特長。料理で必要な旨味を引き出してくれる素晴らしいトマトです。
「食材の相性が決め手！サバ×トマトのカレー」
サバには、DHA（ドコサヘキサエン酸）やEPA（エイコサペンタエン酸）といったオメガ3脂肪酸が豊富に含まれています。これらの栄養素は、日々の食生活に取り入れたい栄養成分のひとつです。一方、トマトにはリコピンという成分が含まれており、赤い色のもとになっている成分で、カロテノイドの一種です。このリコピンは脂に溶けやすい「脂溶性」の性質を持っているため、サバのような脂質を多く含む食材と組み合わせることで、より効率的に摂取できるとされています。そのためサバとトマトを組み合わせたカレーは、こうした食材の相性をうまく活かした、「バランスのよい一皿」と言えるでしょう。
